現場日記

ちょっと厄介なテラスの施工

2017/03/01

今日は、浜松市浜北区でテラス2間×5尺 出幅切り詰め 前面パネル2段の施工をしました。
一見どうってこのない現場ですが、テラスを取り付ける場所の壁を触ると・・・。

あ?このパターンか・・・。

厚さ0.5mmあるかないかの鉄製の板の中に断熱材が入っている壁です。
ミニハウスなんかでよくみる壁ですね。

こういった壁はビスがききません。
壁の内側のどこにビスがきく場所があるか全くわかりません。

写真のように釘でも打ってあれば内側に木が入っていることがわかりますが、今回の壁では見当もつきません。
一応、柱が入っていると思われる場所に穴を空けてみましたがスカスカでビスが空回りしてしまいました。

こういった場合どうするかというとドリルビスでちょっと留めてコーキングで接着というのが今までのパターンでした。

コーキングで接着で大丈夫?って思われるかもしれませんが、多分大丈夫です。
多分じゃ困ると言われそうですが、メーカーのように大規模な実験装置で試したわけではないので経験で大丈夫と判断しています。

じゃーその根拠は?って事になりますが、古いテラスを解体することがありますが、ビス留めされた部材(垂木掛け)のビスを全部外してもコーキングだけでもがっちりと留まっています。ものすごい力で引っ張ってもとれません。バールでこじても、壁を傷めるだけです。
引っ張てもとれないのでコーキングをカッターで切らないと壁から部材を取ることができません。

また、こんな体験をしたのですが、船の船外機を船体と固定するときに水漏れ防止にコーキング処理をしたことがありました。整備のために船外機をチェーンブロックで持ち上げようとしました。1tは持ち上がるチェーンブロックだったのですが、船体ごと持ち上がって巻き上げ出来ないほど力がかかっていました。
おかしいと思い原因を考えるとコーキングでくっついているとしか思えず、コーキングをカッターで切ると船外機が持ち上がりました。
1tの力で引っ張ってもとれなかったって事です。こうした事から、コーキングで接着すればよほど大丈夫と思っています。

このような事は今までも何回かあったし周りの職人さんに聞いても同じようなやり方をしています。
テラスが飛んだという話は聞かないので恐らく大丈夫なのでしょう。

とはいえやはりビス留めしたいものです。
0.5mmの鉄板にビスはきかなくはないです。実際、折板カーポートなどでは0.5mmの鉄板をビス留めしています。
ただ今回のような壁は何ミリあるのかわかりませんが、ビスは空回りすることが多いです。

どうしようか考えていたら良いことを思いつきました。
リベットで留めてしまえと。

やってみると結構しっかりと留まりました。
エクステリアの製品でリベットで留めてある物って結構あります。
やってみるものです。これからこの方法で行きたいと思います。
いつもは、ビス締を加減して空回りしないようにちょっと留める事しか出来ませんでしたが、それよりはしっかり留まっている感じがします。

垂木掛けが留まり続いてコーキングです。
今回の壁は縦方向に壁の繋目が出来てしまうので、雨漏りの可能性が大です。
垂木掛けの上から軒天までそれ程距離がなかったので、繋目をすべてコーキングで処理しました。
これで雨漏りの心配はないでしょう。

このようにコーキングの距離が短ければコーキングで処理しますが、たまに2F の高さまで繋目がある場合がありますが、その時はお手上げです。
とても簡単に雨漏りを防ぐ事は出来ません。そういうものだと理解していただくしかないか、費用を貰って処理するしかありません。(高額になります。)

コーキング処理も終わって、出幅を切り詰めて前面パネルを2段付けて作業終了です。


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