取り付けてから「こんなはずじゃなかった!!」という残念な事態に陥らないために、まだどの業者にしようか検討中…というあなたは、
こちらのページを参考に、業界全体の仕組みや施工が完了するまでの流れをを知った上で業者を選びましょう。
例えば工務店やハウスメーカーに依頼したり、ホームセンターに行って買い物をしたり、インターネットで注文したり取り寄せて自分で組み立てたり、あなたには様々な選択肢があります。
一般的に、工務店やハウスメーカーに依頼すれば、営業マンがわかりやすく丁寧に教えてくれ、面倒な手配もなく一括してお願いできるので、とても楽でその選択肢を選ぶ方も多いと思います。
安心感もあり、今挙げたようなメリットもありますが、実は、素人では気が付きにくい、思わぬ落とし穴にはまってしまう可能性もあるのです。
あなたがエクステリア販売店(工務店・ハウスメーカー・ホームセンター・ネット販売)に、カーポートやテラス、物置などエクステリア製品設置の依頼をすると、下記のような流れで施工業者に下りてきます。
このように、実際施工する施工業者にあなたの意見や要望が下りてくるまでに、「販売店」「協力業者」と、少なくても2つの業者(協力業者が数社入ることも)があいだに入っています。
すべてがすべて落とし穴を抱えているというわけではありませんが、大きな会社に意見や要望を出した時なかなか返答がもらえなかったり、意図してることと違う反応が返ってきたりすることと同じで、意見や要望を出すお客様と実際施工する業者のあいだに複数の業者が入ると、それが伝わるのが遅かったり、思ったように伝わらないことはどうしてもあります。
単純に複数の業者が入っているとスケジュールの調整やその時の他案件の進行具合などから施工が遅れたり、上記のようにそれぞれがそれぞれの役目を果たそうとして、逆に溝が生まれてしまうことも少なからずあるのです。
このような流れに乗って、最終的に跳ね返りが来る対象は、残念ながらあなた(お客様)です。
通常はそれぞれが選ぶ施工業者が施工に来るので、つまづかなければ問題なく施工は完了すると思います。しかし販売店の中には実際の施工をどの施工業者が行うのか知らない事もあります。
いい施工業者に当たれば良いのですが万が一微妙な施工業者に当たってしまった場合、取り返しのつかないことになりかねません。
できるだけ現場で実際施工する業者と接触し、自分の意見や要望をダイレクトに伝えることが重要です。
一番スムーズに、そしてあなたの希望にできる限り近いかたちで施工するためにも、業界全体の仕組みや流れを知った上で、最善の選択肢を選んでください。
コスト面では中間に入る業者がいない分、分離発注がお得です。
ただし、外構工事をする方でエクステリア製品だけは別の業者にする場合は注意が必要です。
この場合、外構業者とエクステリア施工業者の間には利害関係がないため思わぬ事態に発展する場合があります。
よくあるのは、お客様が外構業者にエクステリア製品の取付位置を施工業者に指示するよう頼んだとしても外構業者には、なんのメリットもないので案外適当な指示になることが多いです。
そのため、何か問題が発生しても誰が責任をとるのか、わからなくなってしまいます。
また工事の日程の調整が難しくなりなかなか工事が進まない事もあります。
ご面倒でも、お客様が直接エクステリア施工業者に指示することをお勧めします。
販売店の中に何千・何万の施工実績を謳っているものを見かけますが、それは販売実績と言っていいと思います。
それが、実際にお客様のお宅で工事をする職人さんの施工実績でなければ意味はありません。
通常は、お客様が職人さんを選べないし、工事が始まるまで顔も知らないことがほとんどです。
エクステリア製品は、電化製品のように電源につないでスイッチを入れれば使えるというものではありません。
工場で組み立てる製品ならば、毎回同じ条件で組立に適した環境で組み立てるので精度が良くて当然です。
毎回違う条件(現場・季節・天候)に対応しなければならないので、経験の差がでるのは当然です。
事前に実際に施工してくれる業者の事を知ることは、商品を選ぶのと同じくらいに大切です。