2016/07/12
デッキなどの束石をならべる時にあると便利な小道具を紹介します。
物置を設置する場合はブロックを基礎にしますがブロックの場合は水糸を輪にして引っかければうまく引っかかるのでそれほど水糸を張るのに苦労はしません。
しかし、デッキなど束石を使用した場合には束石の表面がつるつるなので水糸を輪にして引っかけてもうまく引っかからず取れてしまいます。
ですので通常束石をならべる時に普通は鉄筋などに水糸を結びます。
しかし、注意しないと鉄筋が動いてしまったり、地面が固かったりコンクリートの上だったりと鉄筋を必ずしも刺すことが出来ない事がよくあります。
そんなときのために、このような道具を作ります。
写真の下のものは解説しやすくするため、ポリカ板で作りました。
通常は上のものを合板で作ります。
角に斜めにのこぎりで溝を入れ水糸を通すための穴をあけるのがミソです。
使い方は穴に水糸を通しのこぎりで付けた溝にひっかけます。
こうすれば、束石の上にこの道具を載せるだけなので鉄筋を建てる必要はなく現場の状況に影響されません。
そして先ほど説明した溝がこの後役立ちます。
基礎を並べる時にまず基準となる線を出して次に対角線上の基礎を設置します。
この時対角を測る必要があるのでこの溝にコンベックスの詰めを引っかければ対角が測りやすくなります。
普通に束石の角にコンベックスのツメを引っかけると引っ張り加減でツメが外れて何度もやり直さなけらいけないのでイライラします。
ちょっと引っかけ溝があるだけでかなり作業性が変わってきます。
コストもかからず簡単に作れるので束石を設置の際は是非試してみてください。
私はガレージの基礎を設置する場合にもよくこの道具を使用します。
ちょっそした工夫が施工を簡単にし時間短縮にもつながります。