【A】エクステリア製品は、工場で加工したものを現場で組立てるので製品には間違いはないと誤解されがちです。
そのため何か疑問を感じることがあった場合、施工が悪いのではないかとご心配されると思います。
しかし、多くの場合、事前に製品の特長や取付に対するリスクを知っておいていただければ後々、ご迷惑をかけることも少なくなると思います。
【A】施工精度についてですが、製品の精度や設置場所の影響に左右されることがあります。
基本的に機能上問題がない場合は手直しの対象外とさせていただきます。
水平・垂直・平行・隙間など細かく気になる方は、お申し出ください。
事前にどの程度まで精度が出せるのか説明させていただきます。
基本的には5??10?程度の誤差は許容範囲です。製品や取付場所によっては大きく変わります。
【A】どのメーカーにも言えることですが、エクステリア製品の特長として木材ほどではありませんが製品の歪みがあります。
そのため取り付けた製品がわずかですが、曲がって見えたり歪んで見えることがあります。
自動車や電化製品のような高精度は期待できません。
*実際にはほとんど目立ちませんが、この程度の傷はあります。
普通の方はまず気にはなりませんが、極まれに(経験上1000人に1人程度)の方は気になる事もありますので完璧を求める方はお申し出ください。
また、部材の交換が必要になった場合ですが工事の進行上、工事を中断しなければならないこともあります。
商品によっては、新たに部材をとりなおすのに時間がかかる場合(数週間以上)もありますのでご了承ください。
【A】事前に埋設物の場所がわかる場合は、教えていただけると助かります。
注意をして施工はしますが、水道管・ガス管・汚水管などの埋設物を壊してしまう事があります。
最悪の場合、修理に時間がかかり、お風呂・水道等一時的に使えなくなる場合もありますので予めご了承ください。
【A】工事当日に雨が降った場合ですが、基本的には順延はできません。
これは、仕事の性質の問題でほとんどが約束した日が工期になりますので、雨が降った(内容によっては強風時)からと言ってそれ以降に入っている工事をすべて順延にすることはできないからです。
ご迷惑をおかけしますが、当日の方の予定を延期させていただきたいと思いますのでなにとぞご了承ください。
お急ぎの方は雨でも工事をいたしますが、傷・汚れなどのリスクが高くなります。
常に天候に左右される仕事の内容ですので、お客様の思い通りに工事が進まないことをご理解ください。
【A】十分なコーキング処理を行いますのでほとんどの場合問題ありませんが、基本的に雨漏りのリスクがある商品です。
壁と壁の繋ぎ目が縦方向の場合・住宅の水切りからの漏水・雨戸の戸袋があり加工を行った場合・リフォームなどで古い壁の上に新しい壁を作った場合などは、雨漏りのリスクが高くなります。
通常の雨では問題ない場合でも、台風などの強風時の横殴りの雨の場合は、雨漏りする可能性はあります。
基本的には水密性のあるつくりにはなっていない印象をうけます。
わかり易く言うと住宅が完全防水とするならエクステリア商品は生活防水のようなものだと思います。
このような鋼板の壁は、壁の継ぎ目をつたってほぼ雨漏りします。
タイルの壁はタイルの縦方向の目地から雨漏りしやすい傾向があります。
またテラス囲い・ストックヤードなどは洗濯物を干した場合、通気性がないため結露しやすいです。
メーカーの説明にも雨漏りの可能性が謳ってあります。そちらをご確認ください。
YKK テラス囲い(サンフィール?)のホームページから引用
・サンルームではありませんので居室としての使用は避けてください。
・使用環境により、結露が発生し、水滴が落ちることがあります。
・強風時には、風にあおられないように窓やドアは、確実にロックしておきましょう。
壁に穴をあけてビス止めするため、住宅メーカーによってはメーカー保証が受けられなくなる可能性がありますので事前に住宅メーカーにご確認ください。
住宅の壁は歪みがあったり、垂直が出ていなかったり結構あります。そのため取り付け場所によって精度が著しく変わります。
機能を優先させるため、水平・垂直を無視することも有りますので予めご了承ください。
夏場に多いと思いますが、屋根からパチパチ音がすることがありますがこれは温度変化でパネルが伸縮するからで問題ありません。
屋根材(パネル)が風の強い時にバタバタ音がする場合がありますが、製品の特性です。
波板タイプのストックヤード・テラスは、風が吹くとバタバタ音がします。
【A】基礎の大きさは通常300mm×400mm程度の簡易基礎での施工になります。
片流れタイプのカーポートの場合、設置場所が土の場合土の硬さにによって傾く場合があります。
メーカーの図面の基礎で施工する場合は別途料金がかかります。
夏場に多いと思いますが、屋根からパチパチ音がすることがありますがこれは温度変化でパネルが伸縮するからで問題ありません。
屋根材(パネル)が風の強い時にバタバタ音がする場合がありますが、製品の特性です。
片流れタイプのカーポートは強風時対策にサポート柱(オプション)の取付をお勧めします。
強風時にパネルが飛ぶのが心配な方はパネル抜け防止材(オプション)の取付をお勧めします。
メーカーの図面通りの基礎を作った場合の例
1000mm×1000mm×550mmの基礎を作った場合
1カ所あたりコンクリートが0.55?必要になります。
2カ所の場合1.1?のコンクリートが必要です。
コンクリート1?約13,000円なので約15000円くらい
このサイズでは手では掘れないので重機が必要になります。
(配管が埋設されている・重機が使えない場合は手作業になりますが、重機を使うより金額が高くなる場合もあります。)
重機20000円(回送込)
残土処分する場合は10000円
作業料40000円
基礎を作るだけでも最低でも約80000円?100000円位はかかります。
カーポートの組立費まで入れれば100000円以上かかるはずです。
(カーポートだけを施工した場合。外構工事の中でカーポートを設置した場合は別)
メーカーの図面通りの基礎で設置した場合の施工費を考えると一般的な施工費の設定が簡易基礎での施工とご理解いただけると思います。
一般的には簡易基礎での施工がほとんどですが、基礎の大きさをお客様に伝えないで販売している業者には気を付けたほうが良いと思います。
無謀な価格設定は、欠陥工事を誘発します。
必見!施工士が教えるカーポート選びの極意はこちら
【A】樹脂製品は温度変化で製品が伸縮しますのでほとんどの場合歪みが出ます。
特に幕板は、薄いタイプと厚いタイプがありますが薄いタイプは間違いなく歪みます。
図面の通りに施工しても薄いタイプは歪みます。メーカーの見解では許容範囲だそうです。
厚いタイプでも歪む可能性はあります。
基本的に樹脂デッキを水平に設置するため、材料の歪みによってデッキ上面に水溜りが出来る場合があります。
例え歪みがなくてもテーブルの上で飲み物をこぼした時にその場に液体が留まっているのと同じ状態です。
気になる方は勾配を付けて設置も出来ますが、オプションでフェンスを付けたり階段を付けたりした場合にそういった物が斜めに見えたりすることもありますのでご了承ください。
【A】製品の歪みによってフェンスが真直ぐに見えないこともあります。
冬場の工事に多いのですが、柱の設置時に風が強いと多少通りが出ない場合があります。
*写真はイナバガレージですが、他のメーカーのガレージ・物置にもあります。(指摘されたのは経験上1500件中1人程度)
壁と壁の合わせ目に5?程度の隙間ができることがありますが、製品の精度上の問題です。
*ヨドハウス・ヨド蔵(断熱の物置)の壁パネルにあります。
扉やシャッターの鍵穴に埃などが入り鍵が回らなくなることがありますが、その場合は鍵穴にCRC(油)を指してください。ほとんどの場合解決できます。(設置場所により施工後すぐに起きる場合もまれにあります。)
【A】動かす製品は日ごろのお手入れが大切になります。
設置場所や使い方によって早い遅いの違いはありますが、埃や製品の摩耗によってできたカスで動きが悪くなることがあります。
油をさすことが長持ちさせることにつながります。
※商品のみご購入される方
商品には組立説明書がついていますので、説明書を理解でき水平・垂直・対角の出し方・コンクリートの練り方がわかる方ならご自分での組立が出来ると思います。
メーカーのホームページから組立説明書がダウンロードできます。事前に組立できそうか判断するのもいいかと思います。
メーカーや商品によって組み立てやすさが全然違います。施工経験豊富な施工者だからこそお客様に合った商品選びが出来ます。